○上板町情報公開・個人情報保護審査会条例
平成17年6月16日
条例第14号
(設置)
第1条 情報公開及び個人情報保護制度の適正な運営を図るため,地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき,上板町情報公開・個人情報保護審査会(以下「審査会」という。)を置く。
(所掌事務)
第2条 審査会は,実施機関(上板町情報公開条例(平成15年条例第6号。以下「情報公開条例」という。)第2条第1項に規定する実施機関,上板町個人情報保護法施行条例(令和5年条例第2号。以下「法施行条例」という。)第2条第2項に規定する実施機関及び上板町議会の個人情報の保護に関する条例(令和5年条例第3号。以下「議会個人情報保護条例」という。)第1条に規定する議会をいう。以下同じ。)の諮問に応じ次に掲げる事項を調査審議する。
(1) 情報公開条例第21条の審査請求に関する事項
(2) 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号。以下「法」という。)第105条第3項において準用する同条第1項の審査請求に関する事項
(3) 法施行条例第5条の規定による個人情報の適正な取扱いの確保に関する事項
(4) 議会個人情報保護条例第45条の審査請求に関する事項
(5) 議会個人情報保護条例第50条の規定による個人情報の適正な取扱いの確保に関する事項
2 前項に定めるもののほか,審査会は,必要があると認めるときは,情報公開及び個人情報保護制度に関する事項について,実施機関に意見を述べることができる。
(組織等)
第3条 審査会は,委員5人以内をもって組織する。
2 委員は,情報公開及び個人情報保護制度に関し優れた見識を有する者のうちから町長が委嘱する。
3 委員の任期は2年とし,補欠の委員の任期は前任者の残任期間とする。
4 委員は,再任されることができる。
5 委員は,職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も,同様とする。
(会長及び副会長)
第4条 審査会に,会長及び副会長を置く。
2 会長及び副会長は,委員の互選により定める。
3 会長は,会務を総理し,審査会を代表する。
4 副会長は,会長を補佐し,会長に事故があるとき,又は会長が欠けたときは,その職務を代理する。
(会議及び議事)
第5条 会長は,審査会の会議を招集し,その議長になる。
2 審査会は,委員の過半数の出席がなければ会議を開くことができない。
3 審査会の議事は,出席委員の過半数で決し,可否同数のときは,議長の決するところによる。
(委員会の調査権限)
第6条 審査会は,必要があると認めるときは,諮問をした実施機関に対し,審査請求のあった処分に係る公文書(情報公開条例第2条第2項に規定する公文書をいう。以下同じ。)及び保有個人情報(法第60条第1項に規定する保有個人情報及び議会個人情報保護条例第2条第4項に規定する保有個人情報をいう。以下同じ。)の提示を求めることができる。この場合において,何人も,審査会に対し当該公文書又は保有個人情報の開示を求めることができない。
2 実施機関は,審査会から前項の規定による求めがあったときは,これを拒んではならない。
3 審査会は,必要があると認めるときは,諮問をした実施機関に対し,審査請求のあった処分に係る公文書及び保有個人情報に含まれている情報の内容を審査会の指定する方法により分類又は整理した資料を作成し,審査会に提出するよう求めることができる。
(意見の陳述)
第7条 審査会は,審査請求人等から申立てがあったときは,当該審査請求人等に口頭で意見を述べる機会を与えなければならない。ただし,審査会がその必要がないと認めるときは,この限りでない。
2 前項の場合において,審査請求人又は参加人は,審査会の許可を得て,補佐人とともに出席することができる。
(意見等の提出)
第8条 審査請求人等は,審査会に対し,意見書又は資料を提出することができる。ただし,審査会が意見書又は資料を提出すべき相当の期間を定めたときは,その期間内にこれを提出しなければならない。
2 審査請求人等は,審査会に対し,審査会に提出された意見書又は資料の閲覧(電磁的記録にあっては,記録された事項を審査会が定める方法により表示したものの閲覧)を求めることができる。この場合において,審査会は,第三者の利益を害するおそれがあると認めるときその他正当な理由があるときでなければ,その閲覧を拒むことはできない。
4 審査会は,第2項の規定による閲覧について,日時及び場所を指定することができる。
(審査の手続の非公開)
第10条 審査会の行う審査の手続は,公開しない。
(答申の期限)
第11条 審査会は,諮問があった日の翌日から起算して90日以内に答申するよう務めなければならない。
(審査請求の制限)
第12条 審査会の処分又はその不作為については,審査請求をすることはできない。
(答申書の送付等)
第13条 審査会は,諮問に対する答申をしたときは,答申書の写しを審査請求人及び参加人に送付するものとする。
(委任)
第14条 この条例に定めるもののほか,審査会の運営に関し必要な事項は,会長が審査会に諮って別に定める。
(罰則)
第15条 第3条第5項の規定に違反して秘密を漏らした者は,1年以下の懲役又は3万円以下の罰金に処する。
附則
この条例は,公布の日から施行する。
附則(平成28年条例第3号)抄
(施行期日)
1 この条例は,行政不服審査法(平成26年法律第68号)の施行の日(平成28年4月1日)から施行する。
(経過措置の原則)
2 行政庁の処分その他の行為又は不作為についての不服申立てであってこの条例の施行前にされた行政庁の処分その他の行為又はこの条例の施行前にされた申請に係る行政庁の不作為に係るものについては,なお従前の例による。
附則(令和5年条例第4号)
この条例は,令和5年4月1日から施行する。