公開日 2018年06月28日
クビアカツヤカミキリの防除について
クビアカツヤカミキリはサクラ、ウメ、カキ、モモなどを加害する外来の害虫で平成27年に徳島県内の一部で発見されました。
お近くのサクラ、ウメ、カキ、モモなどで成虫や大量のフラス(木屑と虫糞が混じったもの)を確認した場合は、病害虫防除所(088-674-1954)または鳴門藍住農業支援センター(088-692-2515)までご連絡をお願いします。
なお、クビアカツヤカミキリは平成30年1月15日に特定外来生物に指定され、生きたまま保管や町外への運搬が禁止されています。捕まえた場合は、まん延防止のためその場で殺処分してください。
〇特 徴
・成虫は28~37mmの大きさで光沢がある黒色
・赤色の背中が特徴で側面に突起があります
・成虫は6月中旬から8月上旬に現れ、幹や樹皮の割れ目に産卵し、8~9日後孵化します
・幼虫が寄生した木からは大量のフラス(木屑と虫糞が混じったもの)が排出されます
(↑フラス発生状況) (↑クビアカツヤカミキリ)
〇対 策
登録農薬のロビンフッド(収穫前日まで2回以内)の使用
・薬液が幼虫に届かなければ効果が期待できませんのでノズルがフラスで詰まらないように、事前に針金などでフラスを掻き出
しておいてください。
・ノズルを食入孔に差し込む際は、薬液を噴射しながら入れると詰まりにくいです。
・フラスが出ている孔は1か所でなく、数か所から出ています。全ての孔に十分に注入してください。
※生産者の方は、被害樹の伐採や伐倒を行ってください。伐採、伐倒した木々の中でも幼虫が成長し続ける恐れがあるため、焼却するか埋めてください。